先日ウエル・エイジング・アカデミーの理事長の小川利久さんと
レンコンの効用について話し合いました。
「咳が止まらない」そんな時はレンコンがおススメです。
昔から、れんこんは咳や喉の痛みに良いと言われていますね。
そんなレンコンを「こだわりもん」では使いやすいれんこん粉と飴にしました。
レンコンは壊れにくいビタミンCが豊富
レンコンには豊富なビタミンCが含まれます。
ビタミンCは熱に弱いですが、レンコンの主成分であるでんぷんによって守られるため、
加熱しても壊れにくいとされています。
美肌や風邪の予防、疲労回復などに効果があるといわれるビタミンC。
意外と知られていませんがレンコンのビタミンCの含有率は、野菜のなかでも高い部類に入ります。
タンニン
タンニンには抗酸化作用や、消炎、収れん作用があるといわれます。
レンコンは皮をむいて放置していると、酸化してたちまち変色していきます。
これはポリフェノールの一種であるタンニンが含まれているためです。
人間の老化や生活習慣病の原因のひとつと考えられる活性酸素。
タンニンには、この活性酸素が増え過ぎないよう抑制してくれる抗酸化作用があるのです。
また消炎や収れん作用は、胃腸の粘膜を保護し炎症をおさえてくれます。
そのため、胃潰瘍や十二指腸潰瘍に効果があるといわれます。
カリウム
カリウムには、体内の塩分や水分を尿として対外へ排出する作用があります。
塩分であるナトリウムを体外へ排出する作用により、血圧を下げ、高血圧の予防に効果があるといわれます。
また過剰なナトリウムは余分な水分を体内に溜め込んでしまいますが、ナトリウムとともに尿として排出する利尿作用にもすぐれ、むくみ予防にもなるそうです。
食物繊維
食物繊維は便秘の予防や整腸効果、コレステロールを低下させる効果があります。
水に溶けない不溶性のタイプと、水に溶ける水溶性の食物繊維があり、レンコンにはこの両方の食物繊維が含まれます。
レンコンが糸を引くのは、不溶性食物繊維によるものです。水に溶けず、胃や腸で水分を吸収してふくらみ、大腸にまで届きます。これが大腸を刺激することで、腸のはたらきが活発化されるのです。
また、レンコンに含まれる水溶性食物繊維は、ネバネバとし、粘着性があります。そのため胃腸内をゆっくりと移動していくので、お腹が空きにくく、また糖質の吸収が穏やかになるといわれています。その吸着性により、コレステロールなどを吸収し体外に排出してくれる作用もあるそうです。