2020年、2025年の教育改革、大学入試の変化とは?
2025年からの大学入試改革では、情報科に関するテストが導入される予定です。
このテストは、情報を活用する力や情報技術に関する知識を測定することを目的としています。具体的には、プログラミングやデータ解析、情報セキュリティなどに関する問題が出題される予定です。
また、このテストは、情報科目を選択した人だけでなく、全ての受験者が受けることができます。これにより、情報技術を身につけた人材が増え、未来における日本の競争力が向上することが期待されています。
2020年からの大学入試改革では、指定校推薦入試の代替措置として「総合選抜」が導入されました。
これは全国の大学が共通で認める入試となり、個人の学力評価に加え「学校の推薦」や「個人の取り組みや特性の評価」も重要視されます。そのため、センター試験に代わる大学入学共通テストが既に導入されています。これにより、入学試験の一貫性が高まり、生徒の負担が軽減されると期待されています。
どちらにしても、これら教育改革の目的は、入試の公平性・透明性を高め、多様な人材の発掘と受け入れを促進し、社会のニーズに応える人材を育成することです。
教育改革とプログラミング教育、その効果
これらの能力を素養として身につけるために小中学校で必修化されたプログラミング教育の重要性が注目されています。
プログラミングは、コンピューターやロボットなどを制御したり、ソフトウェアやアプリを開発したりするための技術です。プログラミングを学ぶことで、問題解決能力や論理的思考力を身につけることができます。
また、プログラミングやIT技術は、近年ますます重要なキャリア分野になっています。そのため、教育現場でもプログラミング教育が導入される傾向があり、学校や塾、オンライン学習などで、プログラミングを学ぶことができる環境が整備されています。
教育改革において、現代社会に必要なスキルとしてITを使う力が重視されています。
ITを使う力とは、情報の取捨選択や共有、問題解決やコミュニケーションスキルなど、ITを効果的に活用するための能力のことです。教育現場でも、プログラミング教育やAI教育、デジタルリテラシーなどの取り組みが進められています。こうした取り組みが重要視される背景には、現代社会における情報化に伴うスキルの変化があります。
ITを使いこなす能力を身につけることで、インターネット上での情報収集やオンラインコミュニケーションに対応し、仕事や社会生活での課題解決力を養うことができます。
プログラミング教室に通うメリット
プログラミング教室に小さな頃から通うメリットを次にまとめました。教育改革の狙いに即した教室選びも大切です。
- 学習者の主体性:学習者の個別のニーズや興味に焦点を当て、個々の学習スタイルやペースに合わせた教育を受けることができます。
- 問題解決と批判的思考:実生活の課題に取り組み、学習者の問題解決や批判的思考のスキルが育まれます。
- 協働学習と技術活用:学習者同士や教師との協力を促し、技術を活用してより柔軟でインタラクティブな学習環境が提供されます。
これらがもちろん、大学入試にも影響を与えます。学習者の主体性が重視され、個別のニーズや学習スタイルに合わせた教育が行われるため、大学入試においても個々の学習成果や個性が評価される傾向があります。
また、問題解決や批判的思考のスキルを養うことにより、入試問題への適切な対応力や独自の視点を持つ能力が求められます。
さらに、アクティブラーニングと言われる協働学習と技術活用が重視されることで、チームワークやデジタルリテラシーも入試で評価される要素となります。このように、プログラミング教育は、エンジリアリングのスキルをつけるだけではなく、学習者が多面的な能力を身につけ、大学入試での成功に繋がることが期待されます。