これはロバート・F・ケネディ・ジュニア(RFK Jr.)氏がアメリカ合衆国の保健福祉省(HHS)長官として進めている
🇺🇸 1. ケネディ長官が進める「食品添加物・化学物質対策」とは?
基本方針(MAHA運動)
ケネディ長官は「Make America Healthy Again(MAHA)」(アメリカを再び健康に)のスローガンのもと、慢性疾患の原因を減らす政策を掲げています。食事や食品に含まれる添加物・化学物質もその対象と位置付けています。
🍬 2. 合成着色料(人工着色料)の段階的廃止
🧪 背景
アメリカの食品には、石油由来の**合成着色料(例:Red 40、Yellow 5 など)**が多数使われています。ケネディ長官はこれらを「不必要で潜在的リスクがある」として撤廃を目指しています。
🗓️ 進め方
- HHS・FDAが石油由来の合成着色料を段階的に食品から排除する方針を発表。業界と協力して自然由来色素へ置き換える目標を設定しました。
- 大手食品企業(例:ペプシコ、ネスレ、ジェネラル・ミルズなど)が合成着色料の使用停止を表明。期限は企業によって異なるものの、2025〜2027年頃までの移行計画が出ています。
- FDAは天然色素の承認を進め、安全性の高い代替品を増やす動きもあります。
🎯 狙い:合成化学物質を減らして、健康リスク(発がん性・行動への影響などの懸念)を低減する。

📊 3. 食品添加物の規制の強化(GRAS制度改革)
「GRAS(一般的に安全と認められる)」制度の見直し
現行制度では、多くの食品添加物が企業自身の判断で安全とみなされ(自己認証)、FDAに報告せず市場投入されることが可能でした。この「GRAS自己認証」制度に対して、ケネディ長官は見直しを指示しています。
🔍 改革の内容
- 企業が新しい添加物を使う際に、FDAへの通知と安全データの提出を義務化する方向で検討が進んでいます。
- 2025年9月には、GRAS通知の提出を義務化する規制案がFDAアジェンダに載せられました。
🎯 目的:消費者への透明性を高め、安全性が十分に検証されていない添加物の流通を減らすこと。
🥦 4. 超加工食品や食生活全体へのアプローチ
ケネディ長官は単なる着色料の話だけでなく、超加工食品が慢性疾患に与える影響にも強い関心を持っています。
彼は「加工食品に含まれる添加物・砂糖・精製炭水化物は健康リスク」と述べており、規制や情報公開の強化を含めた包括的な対策を推進しています。
⚠️ 5. 批判や懸念点
こうした動きに対しては、専門家・業界から批判もあります:
- 科学的コンセンサス(例:着色料の危険性の程度)と政策の根拠について議論があり、FDA内外から懸念が出ています。
- ケネディ氏のワクチン政策や科学的姿勢に対して、公衆衛生専門家から批判・不信が表明されています(ただしこれは添加物政策とは別領域の話です